
メキシコの派遣業務
派遣業務(アウトソーシングおよびインソーシング)の改正について
2020年にメキシコ大統領が提起した「派遣業務 (outsourcingおよび insourcing)」に関して、21年4月に両議院により可決された「改正労働法」が政府により4月23日に公示されました。
「派遣業務」形態の下、違法な仮想行為が摘発されてきた現状を是正するために、原則同制度は廃止されました。
今回の改正を以下のよう要約されます。
― 派遣業は原則禁止。
― 派遣先の会社目的または会社活動とならない専門業務あるいは特殊事業は例外として認める。
― 上述の専門業務または特殊事業を遂行する派遣企業の登録制度を新設。(有効期間は3年)
― 同登録が認めれた派遣会社は、インターネットにて公告される。
― リクルートおよび紹介業はこのまま維持。
― 派遣制度を利用した仮想取引および脱税を防止するために税法も改定された。
― 新法移行のために施行より一か月の期間中に必要なガイドラインを関係省が公示する。
― 現在採用している派遣社員については、自社社員とし登録する義務を負う。そのために90日の移行期間を設ける。